2010年3月7日日曜日

長崎グリーンステイツアー1日目-③

======第2章======




そこからいよいよフライト、長崎空港へ!

天候は曇り。でもさすが九州暖かいです。着こんでいた上着を一枚脱いで、深呼吸しました。

流山とは違う、山や海の匂いが混ざったような・・・すっきりとした空気がありました。



そこから貸し切りのマイクロバスで揺られること約1時間。

佐世保に到着。

JAながさき西海の方々と合流し、佐世保みかんの収獲体験です。



体験農家に伺ったのですが、道が細いため、バスをとめてそこまでは皆で歩いていきました。

そこは佐世保の海を見渡せる、日当たりのよい場所でした。



ハウスの中に入ると、柑橘系のすっぱさや、実が熟して落ちた後のような感じの混ざった

香りが漂っていました。

昔、祖父がみかん農家をやっていたので、私にとってはなつかしい香りです。



お話はJAの野田さん、永田さんから。

農家というと、おじさん、のイメージがありますがお二人はたぶん30歳前後くらい・・・?

お若い方がこの立派な農業のお仕事をされているということで、まず関心しました。



●木の限界!完熟みかん



こちらのみかんは通常10月~11月に収獲して出荷します。

だから現在、木になっているみかんは「完熟みかん」。

木のギリギリ限界まで完熟させ、そこから3月に収獲する完熟みかんは、とても人気があり、

単価も高いそうです。

多分、通常うちでは食べる機会がないほどの高級品。

どんな味がするのか、楽しみになってきます。



みかん作りに際してのご苦労は、やはり台風だそうです。

みかんがたくさん実をつける10月にも台風がやってくるので、木を守るためのビニール

ハウスは強い雨風で飛んでしまうことも多々あるそう。

その度にまたビニールをつけなおさなくてはいけません。



●水分管理!みかんの木の下に白いシートが・・



また、みかんの品質を一定にするために「シートマルチ栽培」を行っていることが特徴の

ひとつのようです。

みかんの木が土と接触する部分に白いシートが敷かれていましたが、それが太陽の光を

反射させるとともに、根からの水分吸収をグッと抑え、通気性を良くすることで、

味が濃いみかんになるとのこと。



●みかんってこんなに美味しかった?



そしてお待ちかねの完熟みかん収獲タイムです!

小さいものが味が濃く、大きいものは淡泊になる・・・とのお話を聞いて、

早速、小さなみかんをハサミでパチンと切りました。



その場ですぐ皮をむいて、口に運ぶと・・・甘い!

みずみずしい果汁があふれてきます。完熟みかんってこんなに美味しいものだったのか!

と軽いめまいがしました。

お土産用にと10個程実をとらせて頂き、収獲体験は終わりました。



・・・実は、私みかんがそんなに好きではなかったのです。



祖父が大分県でみかん農家をやっていた関係で、私が小さなころから年中色々な種類の

みかんがゴロゴロしており、小学3年生の夏休みの宿題では、じいちゃんに取材をして

「みかんができるまで」という大作のレポートを作ったことがあるくらいで。

飽きてしまったのか、今では一年に1個食べるかどうか・・・。



そんな私がこの佐世保みかんをもいで、その場で食べて感動してしまいました。



家に戻ってからも、佐世保の海や、民家の軒先に咲いたみごとなミモザの花を思い出しながら

持ち帰ったみかんをもぐもぐ。

むきにくい皮さえも美味しさを増幅させている気がするし、その鮮やかな果肉の色が舌にも

伝わり、酸味と甘みに一層膨らみを与えている。

あっという間になくなりました。



これを書いている今も、食べたいです。

恋しい佐世保みかん・・・。



みなさんもこの長崎の完熟みかん食べたくなったでしょう?

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